ときめいちゃったんだトゥナイト

日常の尊大なる冒険

情報の不均衡が申し訳ない: とある女性Fのケース

これはちょっと昔の話だ。 もう辞めてしまった会社の話ということにしておこう。 厳密には会社での話ではないのだが、会社の話としておいたほうが、なんというか「没個性的」で、プライバシーの観点で良い。 珍しい名前よりも、ありふれた名前の方が、Google…

『リズと青い鳥』感想: 彼女たちに許された特別な時間の終わり

『リズと青い鳥』 (以下では、『リズ』と呼称し、作中の登場人物リズとは二重鉤括弧の有無で区別する)だが、素晴らしい映画である。 この映画については以前、こちらに移行する前のブログでも感想を書いたが、その記事を再構成して、このブログにも載せよ…

ブログタイトルを変えました

ブログタイトルを変えることにした。 ブログタイトルとは住所みたいなもので——というとドメインの方が比喩に近しいのだが——コロコロ変えるようなものでもないが、さすがにちょっと、と思った。 なんだよ「めっちゃおなら出る」って。 このタイトルになんの含…

"火"と和解するための物語: 「君たちはどう生きるか」感想

宮﨑駿監督によるスタジオジブリ作品「君たちはどう生きるか」は、興行収入の上で快調な滑り出しを見せている。 一方、その作品評価については「割れている」と言ってもよい。 映画レビューサイトで評価が「1」と「5」に二分されている画像が出回った。 その…

Web3.0ってなんだったんですかね

昨年(2022年)の11月に、OpenAI社がChatGPTを一般公開した。 いわゆる生成AIの一種であるGPT-3の大規模言語モデル(LLM)によって構築されており、ユーザは会話形式でAIに命令を出すことができる。 例えば、「適当な会社名10個作って」とかいうと、それっぽ…

みんなツイッターで壊れていく

私は、いわゆるアラサーと呼ばれる世代である。 ツイッターに代表されるSNSでは多様な人と知り合えるとはいえ、知り合いの知り合いみたいな広がり方が多く、またその知り合いも、共通の趣味などを介して知り合うことが多い。 そうなると、SNSでも、同世代の…

バカみたいな柄のシャツが着たい

タイトルのとおりだ。 私はいま、バカみたいな柄のシャツが着たい。 派手な柄のシャツを着たい。 とにかく、そんな気分なのだ。 詳述は省くが、私の最近の日々は「うだつが上がらない」。 そんなときは、否応なしに、気分も沈むものだ。 だから反対に、服か…

襟元をたださせてくれるひと: 影山優佳卒業セレモニー

推しが卒業した。 日向坂46の影山優佳の卒業セレモニーが開催された。 2023年7月19日のことだ。 このセレモニーについてのレポみたいなものを書くわけではない。 それはきっと多くのひとが書いてくれることだろうから。 だから私が書くのは、それを見て、私…

好きでこんなことになってるんじゃない

俺だってこんなふうになったんじゃない。 俺だって、好き好んでこんなことをしているんじゃない。 そう言いたくなる瞬間は人生に溢れている。 いまの季節なら、炎天下を汗だくになりながら歩いているときとか。 初めて入った店で頼んだ料理が口に合わなかっ…